出会いの本〜出会えてよかった〜
「ただいまー」
と、自分の帰ったことをアピールしてはみるが、おかえりー!!と返ってくるはずもないのでそそくさと自室に上がる
そして、部屋着に着替えたところで
ひゃっほー!家だぜ!もうなんにも考えなくていいぜ!
とは、ならない。
私にはもうひと仕事、いや、何仕事も残っている。
そう。これは、今日の放課後に……
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「崎森さん、じゃあね」
「んー。美冬じゃあね」
と、今までは自分がこの場を去る時にヒトに伝えるなんてことはしなかったが、伝えるようになった。
まぁ、社交辞令だね
慣れない社交辞令を、済ませ家路に着こうと教室の前にある扉へと向かっていたら
「じゃない!美冬!ちょっと待って!」
と、突然何者かに引き止められた
何者っていうのはわかっていて
「ど、どーしたの?崎森さん」
「危うく忘れるとだった……」
ふぅーと安堵の溜息を吐く崎森さん
そして
「明日暇?」
「明日って言ったら土曜日か……どうだろ……まだわか「「どーせ暇でしょ?」
どうやら、土曜日は寝かせろよオーラを感じ取ってしまったみたいで、言い終わる前にそう言われた
「ひ、暇でございます……」
「だよね!だと思った!なら、明日私とデートしよう!」
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「デート!?」
「うん!まぁ、私の用事に付き合って欲しいんだけどね」
てへ(´∀`*)
と、はにかんだ崎森さん。
「一人で行った「「んじゃ、明日午前中の10:30に駅に集合ね!」
と、またもや遮られ、そして勝手に予定を立てられた始末でありますよ
駅に集合ということはどうやら隣町にあるおっきなお店に行くらしい
おっきなお店かぁ……
あ、デパート……
お金大丈夫かなぁ……
あ!服とか……
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ということがありまして、明日来ていく服をタンスから掘り出し、お小遣いを確認して、残高次第でお母様におねだりをしなくてはならない
という作業がある。
服なんて……
部屋着が多過ぎるし……
お小遣いも本に使っちゃうし……
これからする作業は骨が折れますなぁ……
と、思いながらも
私は明日のことを少し、ほんのちょっぴり楽しみにしていた