【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀
夕食の後で食堂の奥へ行くと
渡辺さんが、笑って待っていてくれた。
「一番右に下げたものをつけ次は洗い、次がすすぎそしてすすいだのは、その籠にふせてください。拭いたものは後ろの棚へ片付けます。」
説明してくれた後で
棚を見ると私には届かないと思ったのだろう。
「結衣さんは拭きは免除です」って言われたから思わず苦笑いだ。
「では、私が洗って結衣さんのとこにいれますね」
同じ歳ぐらいの男の人で
「吉永結衣です。お名前伺えますか?」
「自分は、 林 俊一っていいます」
「よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
「じゃあ自分がふきますんでここに重ねてください。名前は、田口 正和です。よろしくお願いします」
「吉永結衣です。よろしくお願いします」
すすぎのところには、踏み台が置いてあり
「お気遣いありがとうございます」
赤くなりながらお礼を言った。
「いや、ずっとそこに置いてあるんすよ。」林さんが言い
「あぁ。自分が来た時からありやす」って田口さんも言ってくれた。
真新しい踏み台だったけどそういう事にした。