【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀


その後は引きずられるようにずるずると部屋へ連れ戻され


スーツを脱ぎ始めるから受け取ってハンガーにかけた。

ネクタイも外してあげて第一ボタンと袖のボタンを外した。


着替えるだろうから部屋へ戻ろうとすると


「何で毎回部屋へ戻る?そこへ座っとけ」


「目の前で着替えられても困る」


「いいから座れ」


ソファーに座り隼のいる方と反対側を見て着替えが終わるのを待った。不機嫌なのかそうじゃないのか掴みきれない。


あ…もしかしたらこれから説教されるとか?


ちょっと心配になったけれど


「親父もお袋も俺と同じ心境だった。結衣の可愛さは自分達だけのものにしておきたかったんだ。だから部屋から出したくなかった」


「え?」


「それなのに結衣のいれたお茶だ。あの上条の頑固じじいが うまいお茶だって言い始めたからまいった」


隼は思い出し笑いをしていて


「これからは結衣にお茶入れてもらう。まじで旨い」


にこやか顔で言うから


「喜んで」私も笑顔で答えた。



< 288 / 363 >

この作品をシェア

pagetop