【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀
その後は引きずられるようにずるずると部屋へ連れ戻され
スーツを脱ぎ始めるから受け取ってハンガーにかけた。
ネクタイも外してあげて第一ボタンと袖のボタンを外した。
着替えるだろうから部屋へ戻ろうとすると
「何で毎回部屋へ戻る?そこへ座っとけ」
「目の前で着替えられても困る」
「いいから座れ」
ソファーに座り隼のいる方と反対側を見て着替えが終わるのを待った。不機嫌なのかそうじゃないのか掴みきれない。
あ…もしかしたらこれから説教されるとか?
ちょっと心配になったけれど
「親父もお袋も俺と同じ心境だった。結衣の可愛さは自分達だけのものにしておきたかったんだ。だから部屋から出したくなかった」
「え?」
「それなのに結衣のいれたお茶だ。あの上条の頑固じじいが うまいお茶だって言い始めたからまいった」
隼は思い出し笑いをしていて
「これからは結衣にお茶入れてもらう。まじで旨い」
にこやか顔で言うから
「喜んで」私も笑顔で答えた。