あの夏のこと

最初は何かの罰ゲームかなって思ってた。


でも、男の子は汗すらかかず、涼しい顔をしていた。


なんか、この子変…。


そんなことを考えていたら、あの男の子に話しかけられた。

「すみません…。」


ぼそぼそっと遠慮がちに話しかけてきた男の子の顔をよく見ると、前髪が目にかかっていたが、とても綺麗な顔立ちをしていた。




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