グレープフルーツ
「夏南…かぁ~な~!!」
「んあ?!」
「起きろ、帰るぞ。」
「ふぁい…って、優助も一緒なの?!」
「悪りぃかよ。」
「いや、悪くないけど…」
むしろ嬉しいけど!!やったぁ!!
「ほら、二人共。早く閉めて帰るぞ。」
「はぁーい。」
「ごくろーさん、賢太。」
「さいなら、先生。」
「おう。」
ぴしゃ
賢太が職員室のドアを閉める。
「さて、帰えっぞー。」
「あ~ぁ、疲れた。」
「頑張ってたもんね、二人。」
「おぉ、あんくらいしなきゃ先輩達に追い付けねぇからな。」
カタンとあたしは自分の靴箱を開ける。
「大変だね…ん?」
「?どうした?夏南。」
「いや、なんか手紙入ってるから…」
「何?ラブレター?」
「古!優助の考え古!!」
優助がムッと顔をしかめる。
「じゃぁ何、不幸の手紙か?よかったなぁ、夏南」
「へぇ?!やだよ不幸の手紙とか。」
「夏南が優助からかうからだろ。」
「えー、どうしようコレ。」
「ってか、誰からだよ。」
「えっと…??」
「貸して。」
優助があたしの手から手紙を取り上げる。
「樫野 靖善」
「なんか聞いたことあるような。」
「あぁ、靖くん!!へぇ、こんな字なんだ名前。」
「何?知り合い?」
「うん、中学の後輩」
「あー!吹奏楽の!!」
「そうそう。」
「で?その後輩が何で?」
「えっと、話せば長くなるんだけど…えっと…その…ま、いっか!」
「何がだよ!」
「気にすんな!!ほら、帰るよ。」
「あぁ。」
「んあ?!」
「起きろ、帰るぞ。」
「ふぁい…って、優助も一緒なの?!」
「悪りぃかよ。」
「いや、悪くないけど…」
むしろ嬉しいけど!!やったぁ!!
「ほら、二人共。早く閉めて帰るぞ。」
「はぁーい。」
「ごくろーさん、賢太。」
「さいなら、先生。」
「おう。」
ぴしゃ
賢太が職員室のドアを閉める。
「さて、帰えっぞー。」
「あ~ぁ、疲れた。」
「頑張ってたもんね、二人。」
「おぉ、あんくらいしなきゃ先輩達に追い付けねぇからな。」
カタンとあたしは自分の靴箱を開ける。
「大変だね…ん?」
「?どうした?夏南。」
「いや、なんか手紙入ってるから…」
「何?ラブレター?」
「古!優助の考え古!!」
優助がムッと顔をしかめる。
「じゃぁ何、不幸の手紙か?よかったなぁ、夏南」
「へぇ?!やだよ不幸の手紙とか。」
「夏南が優助からかうからだろ。」
「えー、どうしようコレ。」
「ってか、誰からだよ。」
「えっと…??」
「貸して。」
優助があたしの手から手紙を取り上げる。
「樫野 靖善」
「なんか聞いたことあるような。」
「あぁ、靖くん!!へぇ、こんな字なんだ名前。」
「何?知り合い?」
「うん、中学の後輩」
「あー!吹奏楽の!!」
「そうそう。」
「で?その後輩が何で?」
「えっと、話せば長くなるんだけど…えっと…その…ま、いっか!」
「何がだよ!」
「気にすんな!!ほら、帰るよ。」
「あぁ。」