僕は余りにも  君を愛しすぎた
「桜井、彼女はおまえのコレ?」

「いや、事務所のバイトだ。」

「へぇ。」

「勘ぐるなよ。何もない。」

「おまえは何もなくても彼女は違うんじゃないか?俺のカンだ。」

「観月、莉里に余計なことを言うなよ。」

「う~ん、呼び捨てとはね。」

「くだらん。」

「彼女、自分の気持ちに気づいているんだろうか?」

「おまえは昔からそういう男だな。」

「俺の性分さ。」

「先生、戻りました。これでよかったですか?」

私は買ってきたものを冷蔵庫に入れた。

観月さんがフェスティバルのパンフレットをくれた。

「じゃ、俺は戻るよ。明日の朝迎えに来る。」彼は帰った。

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