僕は余りにも  君を愛しすぎた
「莉里!」

「純くん!」

「昼休み?」

「うん。」

「俺はデリの途中。」

「デリ?」

「デリバリーだよ、急ぎの。」

「ふ~ん。」

「莉里のメアド教えて。」

「いいわよ。」

「サンキュ、じゃ俺急ぐからあとでメールするよ。じゃな!」

「うん。」

純くん、こんな所で彼に会うとは。

一体何を配達しているのかしら?

彼とは専門校で同じクラスを受けていた。

CGアートコースでグループ製作の時に一緒だった。

卒業以来会っていなかった。

真田純、ちょっぴり好きだったけれど。

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