僕は余りにも　　君を愛しすぎた
私は毎週土曜日はいつものようにバイトへ行った。

会社は駅の南口だったけれど

バイト先は反対側の北口にあるビルの２階の事務所だった。

専門校のアートコースで講師をしていた桜井先生のオフィスだ。

私は桜井先生のＣＧアートの手伝いをしていた。

私の仕事は先生が製作されたアートカレンダーの画を

特殊なインクで様々な材質の用紙にプリントしてその仕上がりの違いをチェックする。

何十種類ものインクで何十種類もの用紙にひたすらプリントしていた。

「莉里、そこのメモリを１枚取ってくれないか？」

「はい、これですね。」

「ありがとう。」

先生は私のデータを元にデザインを修正していった。

細かい作業が続いた。

昼休みになりコンビニへ行った。

店内で見覚えのあるウエアを見かけた。

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