未来から来た花嫁 ~迷走する御曹司~
「な、何だって? どうして、また……」

「そりゃあ心配だからさ。もしとんでもない女性だったら困るだろ?」

「とんでもないとは?」

「そうだなあ。例えば酷い浪費家だとか、男にだらしないとか、ヒモがいたりとかな」

「ヒモ? そんなバカな……」

「いやいや、分からないぞ?」

「そうかなあ」

「ま、調べて何も出なければそれでいいじゃないか。保険だと思えばいい。知り合いに服部という優秀な調査員がいるから、彼に頼んでみるよ」

「調査員?」

「要するに探偵さ」

「ああ……」

「おまえの所にも優秀な調査員がいるそうだが、服部君もすごいぞ」

「はあ……」


それについては聞いた事がある。真田家には代々影で諜報活動をする人達がいる、とかなんとか……。通称、“真田十勇士”だったかな。

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