好きなんて言えない。

真実と偽り

その日の夜

ハヤトから一通のメールがきた。
携帯を開きメールの内容を見たら
それは想定外の発言だった。

「いきなりで悪いんだが、俺はヒナの事が好きなんだ。だからダイキと2人が仲良くしてるのをこれ以上見ていられない。」

驚いた。あれほど協力的だったのに本当はヒナの事が好きだったなんて…
ハヤトはかなり辛い思いをしてたのか。

私は返信をした。
「そうだったんだ。ゴメンね。私に何か出来ることがあったら言ってね。」
今の私にはこれが精一杯だった。

明日の放課後、ヒナはダイキに告白するがフられるのがわかっている。だけどフられてもヒナはダイキに振り向いてもらおうともっとアピールするに違いない。

○♪*〜

その時、一通のメールが来た。
ユウトからだった。
ユウトとは、私のクラスメイトで噂によると私の事が『好き』らしい。

To.ハル
From.ユウト

あのさ、凄く気になることがあるんだけど
ハルってダイキと最近仲良いよね?
もしかして付き合ってるの?


驚いた。周りからは付き合ってる様に見えていたのだろうか?
私はすぐ返信し携帯を放り
その日はすぐ寝た。



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