【新】俺様社長の溺愛
・・・そんな事は分かっている。


社長と言う立場が、どれ程重い責任のある立場かと言う事は。


だが、そのせいで、自分の大事な人を、

失うわけにはいかない。


大事な人一人守れないのなら、

社長でいる資格は俺にはない・・・


会長室を出たオレは、

悔しさを握りつぶすかのように、

拳を握りしめ、社長室に戻った。



・・・愛海、すまない。


きっとお前は、泣いていたに違いない。


お前を泣かせたくない。

いや、もう二度と、悲しみの涙は流させない。


そう心の中で誓った。
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