【新】俺様社長の溺愛
6.サヨナラの代償?
・・・秀人と離れて、連絡すら取らなくなって、

数か月が過ぎた。

・・・時々見かける秀人の姿は、いつも忙しそうだった。

社長だもの。忙しいのは当たり前。


私の事なんて、とっくに忘れて、

今頃は、許婚と、話しは進んでいるだろうか?

…最近は、秀人が、色んな所にいる。


…実際は、そこにはいないのだけど、

禁断症状と言うべきか?

秀人が微笑んで、私の目の前に現れたり、

遠くの方で、私を呼ぶ秀人が見える時もあった。


そんな私を支えていてくれたのは、

不覚にも、安西課長だった。

別に男女の仲になったわけではない。

仕事の上司として、私を支えていてくれる。


時々上の空になった私にカツを入れてくれるのも、

安西課長だった。


「そんなに好きなら、何で別れた?」

「・・・え?」


…屋上で、昼休み、一人でボーっとしていると

安西課長が私に声をかけた。
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