【新】俺様社長の溺愛
…楽しい食事を終え、お互い、帰る事に。

「ご馳走様でした。とっても、美味しかったです」

理人に挨拶をした。


「それはよかったです。歩と来るのが嫌だったら、

一人で来てもいいんですよ」

そう言って笑う理人。


「もぅ!そんな事言わないでよね!」

歩はそう言って理人の肩を叩いていた。


・・・凄く仲のいい二人。

凄く羨ましいな。

私にも、こんな時間が訪れるんだろうか・・・


「二人のラブラブも、ご馳走様です」

そう言って笑った私を見て、理人も歩も、顔を赤くしていた。


挨拶を済ませ、入り口まで言った途端、

私は歩の手をギュッと握っていた。

歩はそれに驚いて、私の方を見る。

でも、私の顔は、俯いていた。


・・・その横を通り過ぎていくのは、

他でもない、北条秀人、その人だった・・・

しかも、横には、綺麗な女性が一緒で・・・

私は、通り過ぎた瞬間、突然の吐き気で、しゃがみ込んでしまった。
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