【新】俺様社長の溺愛
そう言ったかと思うと、西島さんは笑い出した。

…私は驚いて言葉も出ない。


「確かに、メールはしょっちゅうしてますし、

気が付けば、電話もしてますけど、それ以外の時は、

仕事に集中してますよ。

愛海さんが心配でたまらないんでしょう・・・

仕事には支障はありませんから、メールの返信も、

電話にも、出て差し上げて下さい・・・

拒否すれば、帰って仕事に支障をきたすでしょうから。

ぁ…社長がきましたので、これで」


「すみません、ありがとうございました」


…電話を切り、深い溜息をつく。

仕事をちゃんとしてるなら、何の問題もない。

・・・秀人が私をどれ程心配してるのかは、見れてば分かるし。

このまま様子を見ている事にしよう。



…午後は、温かな日差しで、

気が付けば、ウトウトとソファーで眠っていた。

…とても穏やかな時間に、幸せで、一杯だった。
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