【新】俺様社長の溺愛
秀人の手を握り、精一杯いきんだ・・・


「おめでとうございます、元気な女の子ですよ」

皆が祝福してくれる…


「よく頑張ったな、愛海」

優しい笑みを浮かべ、私の汗を拭きながら、

秀人が囁いた。


私は息を整えながら、笑顔で頷いた。



…間もなくして、綺麗になった我が子が連れてこられ、

お腹の上に置かれる。


本当に可愛くて愛らしくて、

ギュッと、我が子を抱きしめた。


「・・・秀人も抱いてあげて」

「・・・」

おぼつかない手つきで、秀人も我が子を抱いた。


秀人の目には、うっすら涙が浮かび、一粒流れ落ちた。


「よく来たな…これからよろしくな」

生まれて間もない我が子だが、

一生懸命、目の前の物を見ようとしているのが分かった。
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