【新】俺様社長の溺愛
4.永遠の愛を・・・
一晩中泣いても、涙は枯れる事を知らないように、

流れ続けた。

仕事に行く気力もなくし、仕事も休んだ。

…その間に、何度も、歩がメールをくれた。


元気づけるメールを。


それでも、私はやっぱり元気になれなくて、

ベッドから、起きられなかった。


週末。

夕方に、インターホンが鳴った。

「綾瀬さん、お届けモノです」

・・・何やら配達らしく、重い体を何とか起こして、

それを受け取った。


…真っ赤なバラの花束だった。

・・・その花の中には、カードが一枚入っていた。


『誕生日おめでとう』

そう書かれていた。

・・・差出人は、・・・秀人。

私の誕生日を覚えていたようだ。

…私は忘れていたのに。

そのカードの下に、花言葉が・・・
< 59 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop