不器用な愛情表現


唇が離れると、私の体中の体温は上昇していった。


「ふは、綾、顔真っ赤」


「だって……」


「大切にし過ぎて触れるのが怖かった。だけど、綾からふれて欲しいって頼まれたんだし、触れないとね」


今度は額へと口付を落とす司くん。


「つ、司くんっ!!」


恥ずかしいよ…!!


「好きだよ綾。他の誰よりも一番好きだ」



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