そこから先は、甘くて妖しいでんじゃらすゾーン。【完】



―――こんなパパとママだけど、どんなことがあってもあなたと一緒に居るからね。


家族が離れ離れになる寂しさだけは知らずに育って欲しい……


でも、ここって環境悪過ぎるかな?だって、集まってくる人はヤバい人ばかり。


けど……まぁ、それも結構、楽しかったり?




「あ、そうだ……俺が病院を退院する時、看護師さんに言われたんだけど……」

「うん、何?」

「俺が寝てる時に尼さんが見舞いに来て、俺に悪霊が付いてるからって、お経を上げて帰ってったみたいなんだよなぁ~」


ドキッ!!まさかソレって……チビちゃんの保育園の保育士さん?


「尼さんなんて知り合いに居なねぇし……お前、心当たりあるか?」

「こ、心当たりなんてない!全然ない!全くない!陸さんがホモだなんて言ってない!」

「―――ホモ?」




―――都会の片隅にひっそりと佇む古びたお客の来ない喫茶店。


それは、昭和の匂いがする純喫茶『平安』


そこに足を踏み入れた瞬間から、常識ではありえない刺激的な日々が始まったんだ……


だってここは、ちょっぴり甘くて、めっちゃ妖しい


でんじゃらすゾーン―――だから……










       ―――END―――






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