ズボラ女子が恋をした場合。



「いやいや、お礼言われるようなこと、私何もしてないから。そして今日もクーポンをもらっちゃった♪」


次回来店した際にご利用いただける!
餃子+チャーシューも持ってけドロボー!
あなたはすっかり店長のト・リ・コ!
~また待ってるぜ ベイベー~


こんなにサービスをして大丈夫なのか。

そしてこのクーポンは一体バージョンいくつあるのか。


私は本当にこのクーポンに書いてある通り、すっかりあの店のトリコだ…。


「あの…、清谷さんっ」
「ん?何??」


「あのっ、またこうして、ラーメンを一緒に食べに行きませんか!?」

茉莉ちゃんは持っているバッグの取っ手を、ぎゅっと強く握った。



「……うん!行こう!」



隣のクラスの、学校一可愛い、みんなの噂の的の茉莉ちゃん。

そんな茉莉ちゃんとラーメンを食べたって、遥斗に言ったら、きっとびっくりするんだろうな。

そんなことを思いながら、駅のホームで電車を待っていた。



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