ズボラ女子が恋をした場合。



「あのさぁ、私は華の17歳、今が一番キラキラ輝くかわいい女子高生なんだよ?
一目惚れされても別に何もおかしいことはないでしょ?」

上目遣いで遥斗にそういうと、遥斗は心底鬱陶しいそうにため息をついてこう言った。



「あのなぁ、そういうのは、隣のクラスの茉莉ちゃんみたいな子のことを言うんだよ」

ちょうど後ろから、学校一かわいいと評判の茉莉ちゃんが男子に囲まれながら登校していた。



小さくて、髪がふわふわと透明感があって、
ぱっちりなおめめに見つめられると、
なんでも言うこと聞きたくなってしまう天使のような子だ。



「茉莉ちゃんかー…、可愛いよなぁ…」

お人形さんみたいな彼女を見ていると、
自分とは大違いで、思わずため息をついてしまった。




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