呪いのブレスレット
明るいところまで来ると、まだ屋台もやっており、見物客もいた。
あたしはその明かりにホッと肩を撫で下ろす。
ここまで来る間、みんなは無口で、あたしも考えながら歩いていた。
ふたりはなにかを知っている。
そのなにかはわからないけれど、ひかりが絡んでいるのは間違いない。
あの焦りようは異常だった。
今も小杉と並んで歩く彼女は落ち着かないように辺りをキョロキョロしている。
「じゃあ、俺はまだここに残るから、ちゃんと帰れよ」
かっちゃんは立ち止まり言う。
「はい。失礼します」
かっちゃんにあたしたちは頭を下げる。
かっちゃんはそのままあたしたちとは別の方向に。
「里沙、行こう」
かっちゃんが見えなくなると、小杉が彼女の肩に手をおく。
「俺たちも帰ろう」
翔平もあたしに言って、お互いがその場で別れた。
あたしはその明かりにホッと肩を撫で下ろす。
ここまで来る間、みんなは無口で、あたしも考えながら歩いていた。
ふたりはなにかを知っている。
そのなにかはわからないけれど、ひかりが絡んでいるのは間違いない。
あの焦りようは異常だった。
今も小杉と並んで歩く彼女は落ち着かないように辺りをキョロキョロしている。
「じゃあ、俺はまだここに残るから、ちゃんと帰れよ」
かっちゃんは立ち止まり言う。
「はい。失礼します」
かっちゃんにあたしたちは頭を下げる。
かっちゃんはそのままあたしたちとは別の方向に。
「里沙、行こう」
かっちゃんが見えなくなると、小杉が彼女の肩に手をおく。
「俺たちも帰ろう」
翔平もあたしに言って、お互いがその場で別れた。