呪いのブレスレット
「小杉っ」

「あ?」

小杉健人はあたしの声に振り向いた。そのとき――

「うわぁぁぁーっ」

小杉はどういうわけか10段ほどある階段から落ちた。

「小杉っ!!!」

あたしは驚いて階段を駆け下り、小杉が倒れているところへ急ぐ。

周りにいた生徒も驚いて寄ってくる。

小杉は気を失うことなく起き上がったけれど、手は右足を擦っていた。

「いてーっ」

「小杉、大丈夫っ? 今、先生呼んでくるからっ」

小杉に言って立ち上がると、翔平がちょうど来たところだった。

「何事だよ?」

「小杉が階段から落ちたの。頭打っているかもしれないから、保健室の先生呼んできて!」

「わ、わかった」

あたしは教室を出るときに、かっちゃんがまだ居たのを思い出して教室へ向かった。


< 46 / 216 >

この作品をシェア

pagetop