呪いのブレスレット
「あ、そうだったね。うん、楽しみ。早く終業式がこないかな~ 楽しめる夏休みって最後だもんね」

「そうそう、来年は夏期講習とかで遊べなさそうだし」

「いーっぱい楽しもうねー」

夏合宿が楽しみで笑顔になった。


それから4日間の期末考査が終わった。

最後のテストを先生に渡し、席に着くと疲れたように机に突っ伏す。

疲れた……あ、今日は部活あるんだっけ……。

かったるくて部活を休みたい気分だった。

テストが終わる今日の日を夢見ていたのに、身体が言うことを聞かない感覚で……。

翔平とはファストフード店出会った以来、なんとなくぎくしゃくしている気がする。

それも部活に行きたくない理由の一つなのかもしれない。

ホームルームが終わり、エナメルバッグを肩から掛けた小杉が教室を出て行こうとしているのが見えて、あたしはなぜか彼を追っていた。

小杉が階段を下りかけたところで声をかける。
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