もう一度、君と…。
少し笑う多和。

私はその笑顔を見て、少し笑う。

多和は私を見ることなく、振り向くことなく…もと来た道を帰って行った。


本当に…。

多和にとっては、私はただの‘‘お飾り”。

皆私を‘‘高級品のアクセサリー”にしか思ってない。

きっと多和の様な顔の好い人とっては、私みたいのがいんだと思う。


私はその背中を見送って、家に入った。
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