悠久幻夢嵐(1)-雷の章-a rainy insilence
第二幕 『龍と鬼』

プロローグ


あの日から、
突然ボクを取り巻く環境が変わった。


変わったと言っても、
ボクの立場が当主を退いたわけではない。


だけど……今、ボクの傍には飛翔が居て
華月と万葉が居てくれる。



まだ幼いボクには、
大人以上に立ちまわることは出来ないのかもしれない。



だけど……今は、
徳力の当主っと言う立場をもっと強く受け止めて
歩いていきたい。



繋ぎとめられた命を抱きながら


< 119 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop