春恋~春来い~
「そういやさぁ、春樹だっけ?アイツ、しっかりしてるよな。」











夏輝はきっと昨日のお昼の事を言っているのだろう。
ハルくんはいつも偉いよ。










「……あ。ってか何で昨日お前が鍵持ってたんだよ?」












「あれは、蒼太に、返しとけって…。」









「そんな事ならあん時に返してくれりゃぁ良いのに。翔平止めるの大変だったんだぞ。」










「多分…、その時は返そうって考えて無かったんでしょ。その後、蒼太、一人で何か考えてた。何を考えてたのか分からないけど、きっと、その時に返そうって決めたんじゃないのかな…?」










やっぱり蒼太は素はあんなキャラじゃ無い気がする…










「まぁ、合鍵あるから良いけどな。」










……………………………え?
今さらっと…何て言った?
合鍵?
……じゃあ、昨日の努力は無駄だったの…?











「………バカ夏輝いいいー!」









「あーはいはい。君の気持ちだけは貰っといたから。」










ピンポーン…











「ほら、ニセモノの彼氏くんのお迎えだ。」

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