春恋~春来い~
次の日も蒼太と学校に通った。いつも通りの蒼太に戻っていた。












そして、帰り…
私はいつも通り帰ろうとしていた…。
でも見てしまった。











「す、好きです!!付き合って下さい!」












くるみちゃん…











私はその場から逃げ出した。涙が溢れてきた。何で逃げちゃったんだろ…。ハルくんの答えを聞けば良かった…。でも…でも…
ハルくんのYESを聞きたくなかった。YESじゃないかもしれないって…思いたいけど……あのくるみちゃんだもん。Noのはずが無いじゃん!











突然、後ろから肩を引っ張られて、止まった。










「……おいっ。名前何回も呼んだのにハルったら走りっぱなしで…………、って泣いてる!?」









「蒼太…。」










「な、泣いてないもん!!」











「どうしたんだよ?泣くなよ~。」











涙が止まらないよ…。止まってよ…。










フワッ
私の体がまた蒼太に包まれた。この前とは違う。
私は少し、落ち着いた。










「もう、泣くなって」











「うん……」










これまで流れっぱなしだった涙が自然と止まった。












「ありがと…、蒼太。」


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