マーメイドの恋[完結]
そして胸を舌で愛撫し、強く吸った。
「ああっ」
「夏子さん、もう無理だよ。我慢できない。入れたいよ」
「さん付けしないで。抱いて倉沢くん」
「夏子の中に入るよ。夏子もくん付やめて。マサでいいよ」
「マサ。好き……」
「夏子好きだよ」
「いやっ、マサっ」
倉沢は夏子の全身を愛撫し、足を開かせた。
そして丁寧に舌で愛撫を続けた。
「マサっ、もういいっ、そんなにされたら私……」
「夏子」
倉沢が夏子の中に入ってきた。
「うんっ」
「これ夢じゃないよね。夏子とこんなことしてるなんて。ああっ気持ちいい」
倉沢のことは、ついこの間までは、ほとんど好きだという気持ちはなかったのに、今倉沢とセックスしている。
「夏子。ずっとずっと大事にするからね」
どこかで聞いた言葉だった。
そう、伊原もそう言っていたのではなかったか。
だが、伊原の言葉はデタラメで、倉沢の言葉は真実だというのが、夏子にはわかった。