マーメイドの恋[完結]
「夏子がいやらしい顔するから我慢できないよ。もっと夏子にいろいろしてやりたいとに。夏子がこんなにエッチが好いと〜ととは思わんかったばい」
「いやっ、そんなこと言わないで。私今まではこんなことするの好きやなかったとよ。篤志さんのことがほんとに好いと〜と。だからよ」
「それがほんとなら嬉しか〜。あぁもう夏子の中に入るよ」
「あっ」
好きな人と繋がる瞬間の、この電気が走るような感じ。
女が好きな人にだけ感じるものなんだと、夏子ははじめての快感に震えた。
「夏子はいい女過ぎる。たまらんばい」
「好き……篤志さん……」
ーちゃんと好きな人とだけ付き合えば良かった。誰と付き合っても、誰としても同じだと思ってきたのは間違いだったんだわー