マーメイドの恋[完結]
伊原はすぐに果てた。
「俺、早漏やないんやけど、夏子の中が気持ち良すぎてすぐいくっちゃんね。ばってん今日は時間がたっぷりあるっちゃけん、じっくり時間かけてしちゃるばい」
「お風呂沸かしてもいい?」
「よかよ。ばってんがくさ、夏子はあんまり博多弁で喋らんね?俺は博多弁やら、北九州弁やら、東京にもよく行くけん混ざっと〜とよね」
「そうかな?銀行勤めが長かったから、博多弁忘れたのかもしれんね」
夏子は、子供の頃からあまり方言で友達とキャーキャー言うタイプではなかった。
住んでるところも、博多と北九州の中間に位置しているため、いろんな方言が混ざっている感じもある。
伊原もそうなのだろう。