今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「手作り弁当は勘違いで、訂正しない俺が悪かったんだけど」

「あの場面で、まさか他の男が作った弁当持ってきてるなんて、誰も思わないだろ。そんなんだから……」

「何が気に入らないんだよ」

 仏頂面で黙り込んだ航太は、ベランダを背にして身体を反転させた。


 振り向くと教室が見える。

 クラスメートたちがあっちにこっちにグループを作って、楽しそうに談笑している姿が見えた。
 寒空の下、ベランダまで出て話をしようなんていう強者はいない。

 身体が冷えて来たし、早く教室に入りたいって思うのに、なかなか言い出せない。


「陽菜に彼氏が出来なくなる」

「はっ? 彼氏って、俺じゃダメなのかよ」

「陽菜はおまえのこと何とも思ってないし」

 って、バッサリと切るな。
 落ち込む。



「これから、だろ? 結論急ぐなよ。陽菜に告ってもいないのに。それに航太は俺を応援してくれるんじゃなかったのか?」

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