今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「あの弁当だって、陽菜の手作りってなってるし、かなりのもんなんだろ? 康平と雄大が大騒ぎして教室に入ってきたからな」

 あいつら教室で言いふらしたのかよ。

「ついでにすっげー、仲がよかった。ラブラブだと言ったのもあいつら。それからだよな。おまえたちのうわさが入ってくる。入ってくる」

「どんなうわさなんだよ?」


 ちょっと、不安になってくる。


「陽菜手作りの超豪華なお弁当を寄り添って仲良く食べてるとか。2人で見つめ合ってるとか。陽菜の頭を撫でてるってのも……あったな」

 って、じとっと睨まれても。


「……みんな……暇だな」

 身に覚えはあるけど、そこに恋心は存在しない。
 俺は充分にあるけど、陽菜にはないから。


 こわっ。

 つき合ってもいないのに、つき合ってるって思われてるって。


 俺はいいんだけど。

 この際、外堀から埋めてしまえって、気になるけど。

< 319 / 566 >

この作品をシェア

pagetop