今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「体育館、寄ってかね?」

 て、ファミレスにでも誘うような口調。

「体育館って、入れるのか?」

 バドミントン部の練習中だろ?
 その中に入るって、えっ……


「別に立ち入り禁止じゃないし、他校生でもないし、入っても構わないと思うけど。室内競技のヤツらは自由に出入りしてるし」

 言われてみればそうなんだけど。

「今日はバド部の貸切りになってるから、他の部員達は来ないだろうけど」

「貸切り?」

「全国大会前だからだろ? 全国大会優勝しているとそういう融通も利くみたいだな。普段は複数で使ってるから、1日丸々っていうのはあまりないんだよ。それに全国大会行っている間、バド部はいないしね。そこらへんで調整してるんじゃないの?」

「へえ? なんでそんなに詳しいんだ?」


 知らなかった。

「うん。俺の彼女、バド部だから。町田さんの親友……を通り越して、信奉者だな。あれは」


 とか、自分で勝手に納得して、うんうんと頷いている。

 
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