今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
 よくわからねぇ。

 まあ、彼女がバド部で陽菜の親友らしいことは分かった。
 こいつが俺のライバルでないことは、はっきり分かったから、安心したけど。


「俺達の会話の半分は、いや8割くらいは、町田さんの話題で占められてるもんで、ついね、他人のような気がしなくて」

「何だよ、その8割って」

 陽菜の話でそんなに盛り上がられるのかよ。
 なんか、面白くないぞ。

「言っただろ。信奉者だって。彼女のことが好きすぎて、会うたんびに町田さんの話をすんだよな。今日は陽菜がどうしたとか、あんなこと言ってとか、かわいいーとか、聞かされるわけ」


 おまえの彼女、大丈夫か?
 女子が女子に熱あげてどうするんだよ。


「中学の頃から一緒だったみたいで、仲もいいけど、ファンでもあるみたいなんだよな。彼女全国大会でずっと優勝してるから、憧れているっていうか。同級生で同じ部活で一緒にプレイできるのが超ラッキーだって、いつも言ってて、あのテンションの高さには呆れるけどね」

 って、言ってる祐太朗の瞳は優しくて、そこも含めて好きなんだろうなって思わせる表情をしていた。


 いいよな。両思いのヤツは。


 どこまででも好きに、デレられるんだからな。

 
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