今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
朝練が終わって教室に入ると、最初に目に飛び込んできたのは悠斗の顏。
一番見たくない顔だ。
「陽菜は?」
席に着くなり聞いてくる悠斗に少々うんざりしながらも答えた。
「普通」
俺の言葉に不安げだった顔がホッとしたのか頬が緩む。
心配して当然。同情する余地はない。
悠斗の顔をよく見ると、目が赤かった。
昨夜、寝れなかったのか。
あれだけのことをしでかして置いて、グースカ寝てられたら、パンチもんだけどな。
寝不足くらい、当たり前だろ。
ちっとは悩め。
この能天気野郎。
心の中で、罵倒する。
「これなんかわかるか?」
俺は悠斗の目の前に小さなバッグを差し出した。
一目見てわかるだろ。
こいつには見慣れているもののはずだから。
「弁当?」
「正解」
「航太がなんでそれを持ってんだ?」
疑問に思うのも無理はないな。
一番見たくない顔だ。
「陽菜は?」
席に着くなり聞いてくる悠斗に少々うんざりしながらも答えた。
「普通」
俺の言葉に不安げだった顔がホッとしたのか頬が緩む。
心配して当然。同情する余地はない。
悠斗の顔をよく見ると、目が赤かった。
昨夜、寝れなかったのか。
あれだけのことをしでかして置いて、グースカ寝てられたら、パンチもんだけどな。
寝不足くらい、当たり前だろ。
ちっとは悩め。
この能天気野郎。
心の中で、罵倒する。
「これなんかわかるか?」
俺は悠斗の目の前に小さなバッグを差し出した。
一目見てわかるだろ。
こいつには見慣れているもののはずだから。
「弁当?」
「正解」
「航太がなんでそれを持ってんだ?」
疑問に思うのも無理はないな。