今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「陽菜って、四年生で入部した時から上手だっただろ? 5才からやってるから他の部員とはキャリアが違うし、実力の差があって当然。だから、浮いていたよな。基礎が出来上がっているから、初心者と一緒に教えるわけにもいかないし、6年生よりも上手だったから、顧問も部員達も扱いに困っていたって部分はあったな。実力をひけらかすわけにもいかないし、陽菜もそんな性格じゃないし」
そうか。
僕はおばさんと航太との練習しか知らないから、部の内情には通じてなかったけど。
「練習をする時でも試合をする時でも、実力をセーブしていたと思う。人の顔色を窺うって,いい言葉じゃないかもしれないけど、相手にならなさを見せつけると逆にシラけるしな。陽菜もそこんところで苦労してたみたいだ。あいつは何にも言わないけどな。だからこれは俺の憶測」
航太はそういったけど、当たってるような気がするよ。
そうか。
僕はおばさんと航太との練習しか知らないから、部の内情には通じてなかったけど。
「練習をする時でも試合をする時でも、実力をセーブしていたと思う。人の顔色を窺うって,いい言葉じゃないかもしれないけど、相手にならなさを見せつけると逆にシラけるしな。陽菜もそこんところで苦労してたみたいだ。あいつは何にも言わないけどな。だからこれは俺の憶測」
航太はそういったけど、当たってるような気がするよ。