今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「陽菜って、優しすぎるんだよ」

「そうだな。気を使ってるのを気づかせないんだよ。練習は男女別だから細かいところまではわかんないけど、見ているうちに気付いたんだよな。陽菜ってよく笑ってて、監督の言うこととか先輩のアドバイスとかをフォローしてあげてるんだよ。クッション役っていうのかな。そんな感じ」


 僕の知らない陽菜。

 こんなの聞くと、陽菜をもっともっと甘えさせてわがままにさせたいって、より一層、思っちゃう。

 今すぐ陽菜のところに行って、抱きしめてあげたくなる。

 何も心配いらなよ。僕がついてるからねって。



 それにしても航太もよく見てるよね。




 自分の練習の時以外は、陽菜のことをコッソリ観察してたりして。

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