今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「僕も陽菜のことが好き」

 歩夢の挑戦的な瞳とぶつかった。


 少年の顔が男に変わる。
 中学生だからと年下だからと侮れない。

「僕達はライバルなのかな? よろしくね」

 って、手を差し出されて、歩夢は無邪気な顔でにっこりと微笑む。

 一瞬で幼い顔に戻って、豹変ぶりに驚きながら俺も手を握り返した。

 こいつはいくつの顔を持っているんだろう?

 中1の男子って、もっと、子供子供してないか?

 何か揺るぎのないものを持っている感じを受ける。

 ぶれない信念。
 陽菜への思い。


 これがこいつを動かしてるのかもしれない。



 対峙して、自分の気持ちを明確にすると、意外にもすっきりとした気分になった。

 腹の探り合いのような会話ばかりをしていたせいかも。

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