LIFE
「ちなみに僕は、社会科だ!いずれ授業に来るから、よろしく!てなわけで、廊下に番号順でならんでくれっ。」
みんなが一斉に動き出した。
私も椅子から立ち上がる。
「……。」
なんかだるいな…。
「みんなはよならべー。」
な、並ばなくちゃ…!
私は急ぎ足で廊下に並んだ。
トントンっ。
え…?
肩をトントンされた。
だ、誰だろう…。
後ろを向くと
「あなた、何番?」
ギャルがこっちを見ていた。
「に…29番です。」
「あっ!じゃあウチ、あなたの後だ!よろしくぅ~」
「…よ、ょろしく…。」