「やぁ、初めましてなのかな?」

私は混乱した。私は夢見ているのだろうか。
私の部屋に、何かがいる。

「何かとは失礼な。あと夢じゃあないよ。」

しかも私の思っていた事に対して返答してきた。
なんなんだこれは。

それはスクっと立ち上がり、私の目の前に迫ってきた。
体が硬直して動けない。

「そんなに緊張しなくても。。。僕まで固くなっちゃうよ。」

そんなこと言われてもなぁ

何かが、右手を差し出しながらいう。
「改めて、初めまして春野愛さん。」

え、なんで私の名前を知っているんだこいつは。

「そりゃあ疑問だよね、うん。」
「まぁ答えを言うとだね、僕は君なんだ。」

。。。は?意味がわからない。

「ああ、これだと語弊があったなぁ。正確には僕は、(君の心)なんだ。」
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