きみは金色



レオの金色が、黒になって。




長袖に、上着がくわわって。


校舎に黒が増えて。肌寒さを感じて。




そうしてしばらくしてから、気づくんだ。






もう二度と、夏服の制服を着て笑う、金色のレオを見ることはないんだね。






…わたしたちは、まだ大人にはなれないまま、子どもでもいられなくなるんだね。





















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