ありがとう〜大好きだったよ〜
病院に着いた私はまっすぐ陸の病室に行った。

私が行った時には、意識が戻っていた。

だけど油断はできない状態らしい。

「陸、何か病気だったの?」

「…実は、癌だった…」

「なんでそんな大事な事言わなかったの⁉」

「莉奈に心配かけたくなくて…。でも、莉奈は俺がいなくても大丈夫だよな?…だから笑って?」

「笑えないよ!私達付き合って少ししかたってないんだよ⁉デートだって一回しか行ってない‼彼女なんだから心配かけるのは当たり前でしょ⁉ちゃんと言ってよ!バカ!」

そう言って私は病室から出た。

なんで教えてくれないの?私は陸がいないのは嫌だ!生きてよ!
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