ないしょの贈り物
窓から小鳥の囀りが耳に付く。
あたしは重い瞼を擦りベットから体を起こした。
どうやらあのあとすぐに寝てしまった。
あたしの目と耳にはいつもと変わらない光景と音が広がる。
薄いピンクのカーテンから日差しが洩れて近所の家の声がする……
あくびを一つして体を天まで思い切り伸ばす。
すると、ふわっと鼻に美味しいそうな目玉焼きの香りが立ち込める。
あくびを押さえながらお腹空いたなと呟いた。
――ん……?
鼻をひくひく動かしながらあたしはある事に気付いた。