桜が咲き誇る日に…………*./完
もし、あの時、雅児さんと出会ってなければ
もうわたしは挫折していると思う。

もしかしたら、自殺までしてたかもしれない。


雅児さんのおかげでこんなに幸せに暮らすことが出来ている。


今日は、土曜日だから久しぶりに感謝でも伝えようかな、と思って雅児さんの近くに寄ると



『あれ?桜咲、どうしたの?』

と、声をかけてくれた。
こんな時まで優しい。

『あのね…………雅児さん、ありがとう!』

そして、ギュッと抱きついてみた。


雅児さんは、顔を真っ赤にして、照れながら

『おいおい、桜咲、そんな可愛いことするなよ。俺こそ、ありがとな。』

というと、

チュッっと軽くキスをしてくれた。
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