【イメージポエム】書きます※野イチゴBerry作家さま作品へ
3章】

遠い昔に見た夢は
海の泡のように儚くて
自身の真の姿さえも
時として忘れさせる


幾年月――幾星霜を
孤独と不安と恐怖に苛まれ
私は生きていくのかと
自身の運命を憂いたくなる


心の隙間に巣くう悪魔
その囁きに抗う愚かな魂

私は鎮め平静を装う


なのに――。


いつも包み込む眼差し
優しい温もりが私に
人としての感情を
無情に呼び起こさせる


いっそ一思いに
この胸を杭で打ち付け
命を心ごと
封じ込めてくれれば


渇れた涙が
思い出したように溢れ出す


まだ夢を見るには早い

大切な人を守るためには



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