【イメージポエム】書きます※野イチゴBerry作家さま作品へ
全体で】

あの日――。
涙に濡れた瞳で誓った決意

ほんの僅かな迷いでも
綻んでしまう儚い願い


腕(かいな)に抱いた温もり
命の重さ


泡沫(うたかた)の
夢幻を胸に抱き

優しい胸に身を埋めても
虚しさは消えない

愛しい人を
ただ守りたいだけなのに

私にできることは
いつも指の隙間から
砂のように零れ落ちる


涙に暮れて
祈りを捧げ
願いを幾度口にしても

運命はそれを
嘲笑うように叶いはしない


この手を悪魔の血に染め
この魂を切り裂いても
叶えたい願いは1つなのに

地を這い
海の藻屑となり
風に舞う砂塵となっても

後悔はしないのに


守りたい人を守るには……

あまりに
自身の非力が口惜しい


愛している
ただ愛している

想いは儚い砂の城


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