スキと言えるまで。





「助かった、樹。」





「いえいえ、どーいたしまして。」





そして何か今までとは違う雰囲気を醸し出してる2人。
違うな、若葉が変わったのか。
…俺としては非常に面白くないけどね。





俺、屋上にいたんだよ、ドア越しに。
神谷先生はあの2人をくっつけようとして、俺は厄介払いされた。
あの幸せそうな若葉の顔、俺にさせることはできないと改めて言われたような気がした。





けど樹の心には琉那がいる。
少しでも若葉は俺を見てくれないかな。





しかし…誰もあえてなのか突っ込まないけど…。






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