スキと言えるまで。
「噂の通り聡明なprincesseのようデスネ。
薔薇姫としての仕事ではなく、丘山若葉として受けて貰いたいからダ。
君の今回のドレスの着こなし、光るものがアル。」
「そんな、私特に意識なんてしてなくて。
ドレスなんて久しぶりだったし、恥ずかしいのをこらえて必死で。
ただこのドレスを魅せなきゃって気持ちで…。」
「それが大事ネ!
どんなモデルでも身につけている物を魅せるという意識を失えば、終わったもドーゼン。
それにワタシは君の才能が見える…とでも言っておきまショウ。」
正直胡散臭いです。
「我が社に来ていただけるなら、パリコレにも出ていただくことになるとは思いマス。」
「パ、パリコレ!?」
話が凄すぎて現実ですか、夢じゃないよね?