奏〜sou〜
外に出ると、
先輩らしき男女が、数人。
「何か用ですか?」
由里が、聞く。

ここ、第二記念館は
いつもは授業で使われていないので、
静かな場所。
校舎の裏手にあることもあり、
死角といったら、死角になる。

どう見ても、ガラの悪そうな、
クラス章の色からして、
3年生。
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