『紅』PV数1000000(祝)御礼企画 ~短編小説~
「何てな。たとえお前が鷹になっても、俺は絶対に誰にも渡さねぇーぜ」
そう言った蓮の瞳が一瞬、金色に輝く…が、すぐに元の色へと戻った。
「蓮…」
パタン---
扉を閉めた蓮を見送り、再び閉じた扉をジッと見つめた。
それにしても何で急に鷹になったのか?
一日たった今、どうして人間に戻ることが出来たのかは分からない。
それはもういい…。
どうせ考えても仕方のない事なのだから---
それよりも私は思った。
獣から人間に戻った時、裸になってしまうのがやっかいだな…と。
「私、変身人間じゃなくて良かった」
思わず本音を洩らし、そして脱力した私は頭から布団を被った。
-END-


